「むぎピース」にて

こんにちは!今日は障がい者の自立訓練や就労支援をなさっている「むぎピース」さんの管理者である江上さん(最後列右から2番目の方)にインタビューをさせて頂きました。江上さんはとっても明るい方で、常に笑顔を絶やさず話をしてくださいました。利用者の方々も皆さん気さくで、最前列の方は御自身の素晴らしい絵を披露して下さいました!

江上さんとの長時間の対談内容を抜粋し、要約して以下に記します。

 

濱田:この事業所の特徴を教えていただけませんか。

 

江上さん:うちの事業所には就労支援と自立訓練があります。就労支援の特徴は、利用者さんにいっぱい働いてもらうことを意図するというよりは、自分のペースで仕事をしてもらうことを心掛けていることです。自立訓練では、利用者さんが通所して施設で行う方法だけでなく、私たちが自ら在宅へ訪問して行う方法もとっています。何度も訪問を繰り返すことで、利用者さんに徐々に外へ出る不安感や恐怖感を無くしてもらい、自立して生活できるように支援します。なかには、何十年も在宅生活をされていた方が訪問での自立訓練を経て、通所するようになったこともありました。

 

濱田:最近の障がい者関連施設の傾向はありますか。

 

江上さん:去年の夏の相模原の事件をきっかけにいろいろと変わったと思います。あの事件の犯人が精神科に入院していたということもあり、以後、措置入院がより強化されるような方向に動いています。これは精神障がいの方がより閉じ込められるような方向に進んでしまうのではないかという心配を残しています。また、あの事件以降、福祉施設への防犯も強化されるようになり、地域に開かれた施設であることが少し難しくなってしまったという印象を受けます。

 

濱田:江上さんがなさっている仕事について一般の方々に知ってほしいことはありますか。

 

江上さん:障がいが比較的軽い人の中には、クリーニング屋や印刷の仕事などでバリバリ働かれている方がいます。また、障がいが比較的重い人であっても、ゆっくりではありますが掃除などの仕事をなさっている方がいます。まずは、障がいを持った方でも十分に働けるんだということを知っていただきたいです。次に、私たちの職業についてですが、確かに障がいが重い方々の生活の支援が大変に感じることはあります。しかし、彼らが初めできなかったことがちょっとできるようになったり、できることの中でも広がりができてきたりすることに喜びを感じることができます。人の成長を素直に喜べる、こういう世界もあるということを知っていただきたいですね。

 

濱田:最後に、今後こうしていきたいといった展望があれば教えていただきたいです。

 

江上さん:管理者という立場からすると、職員にあまり疲れさせず、利用者さんとともに楽しく活動できるような職場にしたいですね。

 

 

「むぎピース」の職員のみなさん、利用者のみなさん、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。このような機会を設けて頂いた生協病院の方々もありがとうございました。一緒に見学した和医大生、同志がいて嬉しい、ありがとう。